2015年09月11日
Facebook ではデータセンターにおいて Kea DHCP サーバーをどのように活用しているか?
Kea を使うのはまだずっと先の話だろ?って考えていたんですが、「How Facebook is using Kea in the datacenter」によれば何と Facebook では既にバックエンド・テクノロジとして活用されているみたいです。 ISC(Internet Systems Consortium)社の Vicky Risk さんが書いたこの大変興味深い記事を勝手に日本語訳しつつ、僕の感じたことを付け足してみます。
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2015年02月12日
ISC DHCP サーバーの IP アドレス・リース履歴を DB 化するプロトタイプ的実装
通信事業者にとって DHCP を使って配布した IP アドレスとクライアントを指し示す物理アドレスを管理することは重要な意味があります。 例えば、不正アクセスがあればアクセス元 IP アドレスをスタート地点として、そのような行いをした個人・集団まで特定・追跡する必要があるからです。 ISC-DHCP でこのような要件を満たすシステムを構築するにはどんな方法があるのでしょうか? ここ数日、思考設計していたんですが今日は具体的なプロトタイプを実装してみますよ。
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2015年01月23日
ISC、dhcpd やめるってよ - 次世代 ISC DHCP サーバー Kea 導入・設定ガイド
僕らが普段インターネットへ接続するとき IP アドレスを自動取得するのに必ずと言ってよいほどお世話になっている DHCP サーバー。 オープン・ソースかつ大規模構成でも利用可能といえば ISC(Internet Systems Consortium)社の開発する ISC-DHCP なのですが、今後数年で開発を中止し、Kea に切り替わるという話があるのをご存知ですか? 今日は大規模なネットワークの構築・運用に関わる技術者であればそろそろ抑えておきたい KEA DHCP サーバーを動かしてみますよ。
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2012年12月13日
Python(Scapy)を使ってDHCP PERFECT(?) STORMERを作ってみる
先日作ったDHCP DISCOVER STORMER。 実はこれ、DHCPの性能測定という意味ではPERFECTとは言えません。 だって、 DISCOVERだけでACK(IPアドレス・リース成立)までの1トランザクション性能を測定することは出来ませんからね。
Python+Scapyで実装する以上、送受信性能に限界があるのは承知の上で、ACKまで計測できるPERFECT(?)なDHCP STORMERを完成させてみます。
Python+Scapyで実装する以上、送受信性能に限界があるのは承知の上で、ACKまで計測できるPERFECT(?)なDHCP STORMERを完成させてみます。
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Posted by netbuffalo at
18:30
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2012年12月03日
Python(Scapy)を使ってDHCP CLIENT(DISCOVER->ACK)を実装してみる
先日、PythonでDHCP DISCOVERを大量に送信するクライアント・アプリケーションを書いてみたんですが、折角なので今日はDHCP 1トランザクション(DHCP DISCOVER ~ DHCP ACKまで)を実装してみようと思います。
しかし、こういう細かい話はリーチする人が極端に少ないので書いていて虚しさもありますね・・・。
しかし、こういう細かい話はリーチする人が極端に少ないので書いていて虚しさもありますね・・・。
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2012年11月28日
そろそろDHCPリースクエリーについて語っておくか(RFC4388 DHCP Lease Query Client for Java)
最近DHCPについて熱く語っている僕ですが、実際のところDHCPに真っ直ぐな情熱がある訳では無いんです。
だって・・・地味でしょう・・・ だから結構アバウトな理解で、例えばDHCPリースクエリーなんて言われても、適当に理解してたんですけど、「光陰矢のごとし」ですから一度具体的に語ってみようかと。
DHCPリースクエリーを簡単に言えばDHCPサーバーへIPアドレスのリース状態・情報を問い合わせる為のインタフェースで、運用ではクライアント(端末)が信頼出来るものか否かを判断する為に利用することが多いようです。
だって・・・地味でしょう・・・ だから結構アバウトな理解で、例えばDHCPリースクエリーなんて言われても、適当に理解してたんですけど、「光陰矢のごとし」ですから一度具体的に語ってみようかと。
DHCPリースクエリーを簡単に言えばDHCPサーバーへIPアドレスのリース状態・情報を問い合わせる為のインタフェースで、運用ではクライアント(端末)が信頼出来るものか否かを判断する為に利用することが多いようです。
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2012年11月22日
Python(Scapy)を使って'DHCP DISCOVER' STORMERを作ってみる
皆さんがお持ちの端末(PC、スマートフォン、モデムなど)がIPネットワーク上でオンラインになるまでには、幾つかの連続した手順(シーケンス)が必要で、IPアドレスをリースするDHCPサーバーもそのシーケンスの重要な一部です。
数十~数百の小さなLANで使う分には何を使っても良いのですが、大規模なネットワークを支えるDHCPサーバーには性能が求められます。
何故かと言えば、大規模なネットワークで障害や切り替えが発生した場合、復旧時には、まるで ”STORM” のように、一斉に複数の端末でオンライン・シーケンスが始まることがあるからです。
僕も大規模ネットワークに関わる仕事をしていて、DHCPサーバーの評価・検証・構築に関わる事があるんですが、無料で柔軟性のあるDHCPサーバーの性能評価ツールが少なくて困っていたんです。
しかし、よく考えるとScapyで作れば良いんじゃないの? と思い立ち、試しに”DHCP DISCOVER” STORMERを実装して見ることにしました。
数十~数百の小さなLANで使う分には何を使っても良いのですが、大規模なネットワークを支えるDHCPサーバーには性能が求められます。
何故かと言えば、大規模なネットワークで障害や切り替えが発生した場合、復旧時には、まるで ”STORM” のように、一斉に複数の端末でオンライン・シーケンスが始まることがあるからです。
僕も大規模ネットワークに関わる仕事をしていて、DHCPサーバーの評価・検証・構築に関わる事があるんですが、無料で柔軟性のあるDHCPサーバーの性能評価ツールが少なくて困っていたんです。
しかし、よく考えるとScapyで作れば良いんじゃないの? と思い立ち、試しに”DHCP DISCOVER” STORMERを実装して見ることにしました。
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