2014年11月07日

日経Linux 2014年12月号にLinuxサーバー完全入門・irMagicianに関する記事を書きました

今週土曜日(11月8日)発売の日経 Linux 2014年 12月号に7ページほど記事を書きましたよ。

日経Linux 2014年 12月号表紙

Linux サーバー完全入門で執筆した記事の内容


今回は Linux で提供可能な各種サービス、サーバーを Ubuntu vs CentOS という対立軸をテーマにして紹介する記事形式になっております。

僕が担当した分野は次の3つのサービス。 これに Ubuntu 14.04 vs CentOS 7 を組み合わせそれぞれ1ページ構成でマトリックスします。

  • HTTPS (SSL)
  • 仮想化技術
  • 分散ファイル・システム

紹介するプロダクトは自由に選べるのですが「実践的・トレンド」という文脈も考えると結構難しい・・・色々迷ったんですが時間も無いので CentOS はレガシー、Ubuntu は最近のトレンドという色分けをしつつ、次のような構成に決めました。

Ubuntu 14.04 CentOS 7
HTTPS (SSL)
nginx
apache
仮想化技術
vagrant
docker
分散ファイルシステム
ceph
glasterfs


SSL は認証局、サーバー証明書などの要素の説明もしつつ Apache, Nginx それぞれ1ページで丁度良いテーマなんですが、仮想化・分散ファイルシステムは中々難しい。 何が難しいかというと、1ページを文字だけで埋めると約 2000 文字弱なんですが設定ファイルの内容、コマンド操作の参考例、画面キャプチャなども入りますから実際に使えるのは 1000 文字ぐらい、そしてこの 1000 文字で説明出来るほど仮想化・分散ファイルシステムは簡単じゃないぞ、という難しさ。

努力はしたんですがどうしても 2,3 ページ相当の分量から圧縮できない。 もう最後はそのまま編集者さんに振らせて頂きました。

  ∧__∧
  (`・ω・) 後はお任せもうす・・・
 .ノ^ yヽ、
 ヽ,,ノ==l ノ
  /  l |
""""""~"""~"""~"

仮想化比較では Vagrant (記事では VirtualBox との組み合わせ)が僕のお気に入り。 Docker はコンテナ型の軽さ・その可能性には感動しますが現実・効果的なユース・ケースをまだイメージできないんですよね。 それにコンテナの停止を避ける為だけに Supervisor, Monit などの監視ツールを使ってプロセスを自動起動する、又はサービス自体の起動スクリプト中で Bash を無限ループさせるようなところがコンテナの制約がユーザのモデルに入り込んでいるようで気になるんですよ・・・。

#!bin/sh

service httpd start

while [[true ]]; do
/bin/bash
done


分散ファイル・システムには Ceph, GlusterFS を紹介しております。 こちらは GlusterFS が断然使いやすい、さすがはレッドハット!(Ceph も先日レッドハットに買収されましたけどね・・・)。 XtreemFS はこのブログ、MooseFS は日経 Linux 2013年10月号で記事を書いてますし、もう分散(+ Fault Tolerance)ファイル・システムはお腹いっぱいです。


irMagician (赤外線リモコン・キット)記事の内容


あともう一つ、irMagician に関する記事を書きました。 いやー、これは嬉しかった。 実は僕大宮技研さんの Web ページで注文しながらも届くまで我慢出来ずに秋葉原で店頭購入するというダブル・マジシャン(←バカ)状態だったのですが、その情熱(材料費)が日経 Linuxさんの電子工作重視の編集方針とうまく組み合いました!

irMagician_RaspberryPi


記事では基本的な使い方(キャプチャ、プレイ、ファイルへのセーブ)を専用ユーティリティ(GitHub からダウンロード)を使いながら解説しています。


その他 2014年 12月号注目の記事


個人的に注目したいのがこちら。

『Ubuntu14.10のデスクトップはどれがいい?』
高い人気を誇る「Ubuntu」の最新版「Ubuntu 14.10」が10月23日にリリースされました。
機能面の変更は少ないものの、興味深いのは派生ディストリビューションにUbuntu MATEが加わって、
デスクトップの選択肢が拡充した点でしょう。
代表的なデスクトップを取り上げ、多面的に試してみます。


今回 Docker 記事を書いたと言いましたが、そこで感じたのは Ubuntu の方が安定している・素直に動くということ。

例えばコンテナを停止したにも関わらず EXPOSE したポートが利用中(port has already been allocated)と判断されてしまうケースなど細かな例外がチラホラと見受けられました。

NOTE:
When running the examples below, if you get the message "port has already been allocated"
try restarting the docker service (systemctlrestart docker.service).
You can follow the progress on this issue at the Docker Github site
(https://github.com/dotcloud/docker/issues/6476).


この問題は上述の docker.service 再起動で対応できるのが、そもそもの問題として OpenStack が Ubuntu を開発プラットフォームとして採用したように開発者はより良いデスクトップとその周辺環境を望んでおり、レッドハットがこの分野を充実させない限り、新しいプロダクトが安定して稼働するプラットフォームとしては常に後塵を拝するのではないかと考えさせられました。

日経Linux 2014年12月号は明日(11月 8日)発売です。

是非、全国の書店 > コンピュータ(ソフトウェア)雑誌コーナーにお立ち寄り下さい。



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Posted by netbuffalo at 20:00│Comments(0)TrackBack(0)Linux | 日記


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