2013年07月05日

日経Linux 2013年8月号に クローン作成用 Linux OS Clonezilla に関する記事を書きました

1ヶ月のお暇を頂きましたが6月号に続き、8月号でも日経Linuxさんに執筆のチャンスを頂きました。 今回は Disk to Disk , Disk to Image over Network でクローンの作成が可能な Clonezilla ですよ!

 日経Linux 2013年8月号


Clonezilla を使って簡単リカバリ・ディスク/イメージを作成


え、パソコンを買ったらお店の人にリカバリ・ディスクを作れと言われたけど、今時の薄型ノートPCにはDVDドライブが付いてないから困ってる?、そんな人にオススメなのが Clonezilla なんです。

Clonezilla は台湾発祥のクローン作成用の軽量LinuxディストリビューションでUSBブートさせてPCの内蔵ハードディスクのデータをそのまま別のディスクやネットワーク上のファイル・サーバー(Windowsファイル共有、SFTPサーバー)にイメージ形式でOSのコピー(クローン)を簡単に作成出来るのです。

Clonezilla - About


例えばDVDドライブが無くてもネットワーク介して別サーバーPCに気軽にクローン(リカバリ・イメージ)を作成できちゃうんですよ。

対応しているファイルシステムの種類も豊富でWindows、Linux、Max OSまで幅広くサポート。

僕自身、DELL XPS 13 で Project Sputnik(DELLが支援するUbuntuディストリビューション)を動かしているわけですが Clonezilla を知っていれば Windows 7 環境のイメージをもっと簡単にバックアップ出来たと、”少しだけ”後悔しております。

XPS 13とSputnik(スプートニク)ではじめる本気Ubuntu

ちなみに Windows に戻したいと思った事は一度も無いですけどね。

さて、今回は個人向け Clonezilla Live 版を使ったクローン・イメージのネットワーク保存・リストア方法を2ページほどのスペースで紹介させて頂きました。



記事を読んで興味の出た方は、マルチキャストを使って複数台の端末に高速クローンが可能な Clonezilla Server Edition を試されても面白いかもしれませんね。
(Server版を使うと40台のPCに対して10分程度でクローンを反映可能)


日経 Linux 2013年 08月号 の内容


個人的にはLinuxボード(Raspberry Pi、BeagleBone、Cubieboard)特集が注目ですね。

続々と登場している“アンダー50ドル"のLinuxボードを、デスクトップやサーバーとして活用してみましょう。
25ドルからの「Raspberry Pi」、45ドルの「BeagleBone」、49ドルの「Cubieboard」など、それぞれの特徴を生かします。
1万~2万円程度出せば、より本格的なマシンも入手できます。

Raspberry Pi を使って並列・分散ファイルシステム or ミニ・スーパーコンピューターを作ったら楽しいでしょうねー。
 
今後はクラウドの対極として、Linuxボードを組み合わせた安価・仮想・高性能・高信頼インフラ構築スキルの重要性がベンチャー企業、個人を中心にして増していくんじゃないかと勝手に想像しております。

それに会社の新人(Linux初心者)が仕事で BeagleBone を無茶ぶりされて苦労しているようですし、8月号を本気でプレゼントしようかと考えております。
(勿論、僕が日経Linuxに記事を書いていることは秘密であります)
 

別冊 ”すぐ使える! すごく便利! 厳選フリーソフト150”も楽しいでしょうねぇ。
(150も紹介されると僕のネタが無くなるんですが・・・)


それでは、より良いクローン・ライフを!

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Posted by netbuffalo at 22:00│Comments(0)TrackBack(0) Linux | ユーティリティ


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