2013年06月19日

TURNKEY LINUX - アプライアンス型クラウド連携ディストリビューションで高速サービス開発

ブログ(WordPress, Movable Type)、CRM(ビデオ共有、XOOPS、Wiki)、開発管理(Jenkins、Trac)、サーバーサイド・プログラミング実行環境(Rails, Node.js, CakePHP, Tomcat)、NoSQL、etc 使ってみたいものは沢山あるけど動かすまでが一苦労。 それにLinuxシステム管理も面倒だから中々手を出せない・・・そんな経験ありませんか?

turn key

でも、もう大丈夫。そんな悩みを解決してくれるのがアプライアンス型ディストリビューションである TURNKEY LINUX なんです。そのアプライアンス数は実に100以上。

海外ではその場で直ぐに使える状態で納品することを、キーを回せばエンジンが始動する事に例えてターンキー(契約)などと表現しますが TURNKEY LINUX もその名に恥じない Linux ディストロですよ。
 

TURNKEY LINUX の概要と特徴


TURNKEY LINUX は Debian をベースとして、その上に用途に合わせて最低限のミドルウエア、アプリケーション及び初期設定まで含めてパッケージしたディストリビューションで、実に100種類以上の配布パッケージが用意されています。

TurnKey Linux Virtual Appliance Library: 100+ free ready-to-use applications for virtual machines, the cloud, and bare metal.


利用者はイメージのダウンロード後、数分程度で済むインストール作業を行えば直ちに目的の環境を利用出来るのです。 パッケージの配布形式も多岐に渡り、ISO以外にも人気のあるパッケージでは仮想マシン・ファイルまで用意されています。

turnkey linux overview1


小規模・個人向け SaaS、PaaS 環境構築ディストリビューションという印象を持つかもしれませんね。

実は TURNKEY LINUX は TRUNKEY HUB と呼ぶ有料サービス(BACKUP & MIGRATION、CLOUD SERVER)も展開しており、上記カスタム・ディストリビューションに組み込まれたバックアップ&統合機能によってクラウド・ストレージ(Amazon S3)へ差分データのみをバックアップ、さらにそのバックアップ・データと Amazon EC2 上に用意された TURNKEY LINUX (CLOUD SERVER)を接続し、一気にクラウド化(外部への公開及びスケールの実現)する事も可能なんです。

turnkey linux overview2


配布されるアプライアンス・パッケージによっては MySQL などのDBサービスも動きますが、これら全てのデータについて独自の技術で差分を抽出・高速クラウド展開可能にするところがこのディストリビューションの凄いところです。

勿論、単純にオンプレミスで使う続けることも可能。 これからご紹介する導入事例を見れば分かりますが、最低限の構成でセットアップされるので小規模用途であっても構築コスト削減、セキュリティ、省リソースという点で十分魅力的なディストリビューションです。


TURNKEY LINUX を使い REDMINE 環境を構築してみる


もし貴方が REDMINE 環境を作ってくれと頼まれたどう思います? 僕なら git, svn, Ruby, Rails, DB環境の構築、Apache連携、それに過去と最新のアプリケーションで異なるセットアップの手順の違いに困惑・試行錯誤・・・これから歩む長い道のりを想像して始める前から疲れてしまいそう。

でも TURNKEY LINUX なら大丈夫。 REDMINE 版 TURNKEY LINUX 配布ページからインストーラーをダウンロード。

Redmine

仮想マシンを使えば一番簡単ですが今回はISOファイルからインストールしてみます。
(ちにみに REDMINE 版ISOファイルで 239 MB程度)

こちらがスタート画面。

01 turnkey linux redmine start installer


インストール先のディスク、ファイル・システム(LVM)の構成を選択。

02 turnkey linux redmine partitioning method


事前に入力が必要な情報はこれだけ。 ディスク構成が決まったらインストールを始めましょう。

02 turnkey linux redmine partitioning method


途中 GRUB (ブートローダー)のインストール確認ダイアログが表示されますが3分ほど待てばおしまい。

04 turnkey linux redmine install progress


ここで一度再起動して、root パスワードを設定します。

05 turnkey linux redmine root password


先程紹介した BACKUP & MIGRATION アカウント(API Key)を持っていれば続けて入力。

09 turnkey input api key


後もう一息。ここからはアプリケーションの設定です。 まずは REDMINE で利用する MySQL のパスワードを設定。

06 turnkey linux redmine mysql password


REDMINE で利用する admin ユーザーのパスワード、メール・アドレスも設定。

07 turnkey linux redmine admin password


最後にセキュリティ・アップデートを行うか否かを選択すれば REDMINE の構築がおしまい。
(セキュリティ・アップデートは cron で毎日AM 04:00 に自動実行されます)

10 turnkey linux package update


何とここまでダウンロードを含めても15分程しか経っていません。

さあ、コンソールに表示されたURLにアクセスしてみましょう。

11 turnkey start redmine


無事 REDMINE にアクセス出来ました。

12 redmine top page


勿論、インストール時に設定した管理者パスワードでログインも可能。 直ぐに使えますよ(TURN KEY !)。

13 redmine login


コンソールに表示されるURLにはアプリケーション以外にも TURNKEY LINUX 共通のコントロール・パネル、Webシェルも含まれます。

14 turnkey linux control panel


このままクラウドへの展開可能という訳ですね(小規模・オンプレミスであっても分りやすいコントロールパネルが付くのは便利かもしれません)。

TURNKEY LINUX とクラウドの組み合わせを見ると近い将来Linuxインフラ構築・管理という仕事・スキルは本当に大規模な一部を除いて必要無くなるやもしれぬ・・・、と感じずにはいられないのでありました。

それでは、また今度。


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Posted by netbuffalo at 21:30│Comments(0)TrackBack(0)Linux | cloud


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