2013年04月02日

日経Linux 2013年5月号に記事を書きました - Greyholeによる容量拡張・データ冗長化に対応したファイル・サーバー構築

来週4月8日(月)発売の日経Linuxに記事を書かせて頂きました。
早いもので3回目。今回は”特選フリーソフト”コーナーでGreyholeというアプリケーションを使いストレージ容量の拡張、データの冗長構成が可能なファイル・サーバー構築記事を書かせて頂きました。


特選フリーソフトの思い出


特選フリーソフトと言えば、僕の中では中・上級者が見ても興味を持つ珍しい・役に立つソフトを紹介するコーナー・・・。

このお話を頂いた時には結構なプレッシャーになったんですが、少しは皆さんに、おっ! と思わせるフリーソフト(Greyhole)を紹介することが出来たんじゃないか(?)と思っています。
しかし、新たな価値・情報を提案するというのは本当に疲れる作業ですね。


現代のホーム・サーバーが抱える問題点


データ通信回線の広帯域化、映像・画像を取り扱うデバイスの高精細化に伴い個人の扱うデータ量も10年前に比較すると桁が一つ以上大きな量になってきています。この変化に伴いハードディスクの容量も増え、価格も手頃になっていますがデータの管理という観点では手間・コストに大きな変化はありません。

勿論、Linuxを利用してSamba(ファイル)サーバーを構築するだけであればさほど難しくは無く、使わなくなったPC又は専用サーバーと2~3テラバイトのディスクを購入し、日経Linuxなど親切なチュートリアルを参考にすれば始めての人でも1日で可能でしょう。

しかし、ここまで増えたストレージ上のデータをバックアップ、リカバリ、さらなる容量拡張を行うとなればその管理は容易ではなく、RAID付き専用のNASサーバーなどもホーム・ユースにはまだまだ高価な状況です。

この問題への回答の一つとしてGreyholeを提案、執筆させて頂きました。


Greyhole の特徴


Greyholeはホーム・ユースを前提としたアプリケーションで次のような特徴があります。

  • Sambaと連携・保存されたファイルを別ストレージに移動、共有フォルダ上のデータはリンクに置き換える。
  • 共有フォルダの変更無くストレージの追加・容量拡張が可能。
  • データの冗長保存機能を有しており、共有フォルダ毎にデータの冗長度(コピー数)の設定が可能。
  • ハードディスクが物理的に故障した場合、別ハードディスク上の冗長データにリンクを自動的に切り替える。
  • ハードディスクのファイル・システムは特別なもので無く、取り外し通常の通りにマウントすることも可能。

構成イメージは次の通り。

greyhole-overview_02

使う側(Windowsファイル共有・クライアント)から見ると共有フォルダの構成は常に変わりませんが、サーバー側ではデータの2重化が行われ、ストレージ容量の拡張も容易に行うことが出来ます。

スパン・ボリューム(ディスク連結)、RAIDでは最小構成で、ある一つのハードディスクが故障するとが全てのデータにアクセス出来なくなりますが、Greyholeではあくまで一般的なファイル・システムを利用する為、何かあっても簡単にハードディスクをマウント、アクセス出来る点も簡易で嬉しいところです。

価格的にも専用NASサーバーを購入するよりも安く、外付けハードディスクを数台買えば10TB弱の冗長化をサポートし、容量拡張も容易なファイル・サーバーが構築出来ると思いますよ。


日経Linux 5月号/記事の内容


このような特徴もを持つGreyholeですが日本語での情報は少なく初心者の方には戸惑うことも多いかもしれません。今回、Greyholeのインストールから共有フォルダ(Samba)設定、外部ストレージの追加、障害時の動作例まで構築・運用に関する一連の流れを具体的なコマンドを含めて解説させて頂きました(3ページ)。

実はGreyholeのドキュメントには落とし穴もありまして、ネット上の情報だけではハマってしまうところもあるのですが、本誌では”完璧”にカバーしております!

話は変わりますが、5月号では”FreeBSD再入門”と銘打ちましてFreeBSD特集も掲載されているそうです。個人的にはこれが一番気になるなぁ。。。

nikkei_linux_201305


全国の書店 > コンピュータ書籍コーナーにある日経Linux 5月号、是非お手にとってご確認下さい!





Posted by netbuffalo at 22:00│Comments(0)TrackBack(0)Linux | ユーティリティ


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